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ここでは 『専門的なネタ』 を中心に扱っています。 モノも割と限定的なので、「分かる人にしか分からない」 可能性があります(汗) ※なお、内容に関してはあくまで 『私見』 であることをご了承願います。※
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え~…、前回で『専門ネタの移動』が終了となりまして、今回からは新規で関係ネタを書いて行くことに
なります。 (この辺は前回最後の部分の通りですね)

その前回は鹿児島県ネタでしたが、今回は大幅に地区を飛んで北海道の方のネタを。
本当は島根や宮城での出土例をやってもいいのですが、それは今後に…と言うことで。


少し前、

・「むかし道具の考現学」 (風媒社)

…という本を読みまして。
その中の『狩猟の道具』の中に、アイヌが熊獲りに使ったという「クワリ」なる仕掛けがあったわけです。
その「クワリ」、大雑把に言ってしまうと中国の「夜伏耕戈(やふくこうか)」…を単独で仕掛けたような
もので、つまりはクロスボウ(弩) を使ったトラップ(罠) ……と言って差し支えないかと思います。

仕掛けを簡単に説明してみれば、引き金の部分に長く取った糸などの端を結び、反対側の端をどこか
別の木なりに結びつけ、張られた糸を足なりで引っ掛けると引き金が引かれて矢が発射される……
と言ったものです。
「夜伏耕戈」の場合はもちろん糸(?) はピンと張られていたでしょうが、「クワリ」の場合には、人間が
引っ掛かっても矢が飛ばないよう、糸にはある程度のたるみを持たせていたということだそうです。

ちなみに「夜伏耕戈」は単独、つまり一本の糸の先にクロスボウ(この場合は弩ですね) が一基(一丁?)
…とは限らなかったそうで、糸を分岐させて複数基(丁) が同時運用されたこともあったようです。
(ちなみに、だからと言って結ばれた弩が一斉発射される…という訳ではないのだそうですが…)



前出の鹿児島県のものもそうですが、この「クワリ」についても、どなたか更なる情報をお持ちの方、
もしもいらっしゃいましたら何かしらご教授頂けると……相変わらず、管理人が泣いて喜びます(^^;) 。
どうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m



……今回はこれくらいですね。
明日はまたしてもドタバタですが、果たして次回はどうなることやら…………σ(・・;)
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「めんどくさい」とか何とか色々言いながら、気がつけば
『自由研究』とも長い付き合いに。
…何だかんだで一つのことに
のめり込むタイプのようです
f(^_^;)
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