ここでは 『専門的なネタ』 を中心に扱っています。
モノも割と限定的なので、「分かる人にしか分からない」 可能性があります(汗)
※なお、内容に関してはあくまで 『私見』 であることをご了承願います。※
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて、と言うわけで (?) 、今回はタイトルのような内容で行ってみようと思います。
カテゴリーをどうするか ( 『弩@日本』 にするか) 悩んだのですが、まあ………それは
後からでも変更はできますし、現状はとりあえず 『石弓@中世 (日本) 』 にしました。
もっとも、結局は結構長いこと、このままにしてしまいそうですが。f(^_^;)
それから……前回同様これもあくまで 『私見』 であり、管理人の偏見やら何やらが多分に
含まれていることは、どうぞご承知置きくださいますよう。m(_ _)m
…では、前置きはこれくらにして、本文をば。
え~、世間的? には、特に表記において一緒くたにされることも多い (ただしその結果、
内容的にも一緒くたにされているような………) 『弩』 と 『石弓』 ですが、これも色々と
見てみると、実は全く関係はないのではないか? …と言う気がしてきます。
そもそもモノについて記述されている時代そのものが違う……と言うのもありますが、
内容的なことに関しても相当な違いがあるようです。
何より 『弩』 は、大雑把 (おおざっぱ) な言い方をすれば "いわゆるクロスボウ" ですが、
『石弓』 は機械仕掛けの何がしかと言うわけではなく、常に相手に対して高い位置、
つまり山や崖の上から使われたもののようで、その方法も、大岩に綱をかけて相手が
接近してきたらその綱を切るとか、または大木なりを組み、それに綱をかけ岩を乗せ、
やはり相手が接近してきたらその綱を切って乗せた岩を落とすとかと言ったもので、
少なくとも "機械" と言えるようなものではなかったようです。
(吾妻鏡では、 「阿武隈川に柵を張り石弓をかけ云々」 …と言うのもありますが……)
そういうことで、何かと比較しようと言うのなら、その対象は 『弩』 ではなく 『抛石 (いしはじき) 』
が妥当なのでは……と思います。
もっともこれ ↑ にしても、 『抛石』 自体がどんなものなのかよく分かっていないようですし、
その意味では、比較云々と言うのはとりあえず脇に置いておいてもいいような気もします。
ところで 『弩』 の読みについてなのですが、少なくとも日本に伝来した当初は
「いしゆみ」 の読み (訓読み) は無かったようですね。
「ゆみ」 や 「おおゆみ」 はありますが、それ以外は見かけません。
(↑: 『弩師』 は 「どし」 「おおゆみのし」 だそうで)
これに 「いしゆみ」 の訓読がついた理由としては、個人的には二つの説 (?) を見たことが
ありまして。
一つは江戸時代、享保年間出版の本 『和漢音釈書言字考増補合類大節用集』 (長;) で
「いしゆみ」 と読んだため、と言うもの。
もう一つは中国での弓の張力単位 「石 (おそらく "セキ") 」 による…と言うものです。
…もっとも、この 「石」 が由来と言うのなら、弩だけでなく弓にも何らかの影響があっても
いいように思ったりもするのですが…、いずれにせよどちらも確定したものではないので、
これ以上のことは差し控えたいと思います。 (汗)
……話がそれましたが (汗) ……、つまりは、 『弩』 と 『石弓』 は本来直接的な関係は
ないだろうと思う…と、そういうことなのです。(_ _;)
………さて……、では、今回はこれくらいでしょうか。 (汗)
何だかんだで、やはり長くなってしまいました f(^_^;)
読みにくい部分もあるかと思いますが、懲りずにがんばって読んで下さった方に
再び感謝を。m(_ _)m
…次回以降は、まあ…………ちょっとは西 (西洋) やその他の話題をもうちょっと書いてみるかな、
…とかと思っています。
どうなるかは分かりませんし、更新もこれまで同様激遅だと思いますので、そこはどうぞ
ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。m(_ _;;;;;)m
カテゴリーをどうするか ( 『弩@日本』 にするか) 悩んだのですが、まあ………それは
後からでも変更はできますし、現状はとりあえず 『石弓@中世 (日本) 』 にしました。
もっとも、結局は結構長いこと、このままにしてしまいそうですが。f(^_^;)
それから……前回同様これもあくまで 『私見』 であり、管理人の偏見やら何やらが多分に
含まれていることは、どうぞご承知置きくださいますよう。m(_ _)m
…では、前置きはこれくらにして、本文をば。
え~、世間的? には、特に表記において一緒くたにされることも多い (ただしその結果、
内容的にも一緒くたにされているような………) 『弩』 と 『石弓』 ですが、これも色々と
見てみると、実は全く関係はないのではないか? …と言う気がしてきます。
そもそもモノについて記述されている時代そのものが違う……と言うのもありますが、
内容的なことに関しても相当な違いがあるようです。
何より 『弩』 は、大雑把 (おおざっぱ) な言い方をすれば "いわゆるクロスボウ" ですが、
『石弓』 は機械仕掛けの何がしかと言うわけではなく、常に相手に対して高い位置、
つまり山や崖の上から使われたもののようで、その方法も、大岩に綱をかけて相手が
接近してきたらその綱を切るとか、または大木なりを組み、それに綱をかけ岩を乗せ、
やはり相手が接近してきたらその綱を切って乗せた岩を落とすとかと言ったもので、
少なくとも "機械" と言えるようなものではなかったようです。
(吾妻鏡では、 「阿武隈川に柵を張り石弓をかけ云々」 …と言うのもありますが……)
そういうことで、何かと比較しようと言うのなら、その対象は 『弩』 ではなく 『抛石 (いしはじき) 』
が妥当なのでは……と思います。
もっともこれ ↑ にしても、 『抛石』 自体がどんなものなのかよく分かっていないようですし、
その意味では、比較云々と言うのはとりあえず脇に置いておいてもいいような気もします。
ところで 『弩』 の読みについてなのですが、少なくとも日本に伝来した当初は
「いしゆみ」 の読み (訓読み) は無かったようですね。
「ゆみ」 や 「おおゆみ」 はありますが、それ以外は見かけません。
(↑: 『弩師』 は 「どし」 「おおゆみのし」 だそうで)
これに 「いしゆみ」 の訓読がついた理由としては、個人的には二つの説 (?) を見たことが
ありまして。
一つは江戸時代、享保年間出版の本 『和漢音釈書言字考増補合類大節用集』 (長;) で
「いしゆみ」 と読んだため、と言うもの。
もう一つは中国での弓の張力単位 「石 (おそらく "セキ") 」 による…と言うものです。
…もっとも、この 「石」 が由来と言うのなら、弩だけでなく弓にも何らかの影響があっても
いいように思ったりもするのですが…、いずれにせよどちらも確定したものではないので、
これ以上のことは差し控えたいと思います。 (汗)
……話がそれましたが (汗) ……、つまりは、 『弩』 と 『石弓』 は本来直接的な関係は
ないだろうと思う…と、そういうことなのです。(_ _;)
………さて……、では、今回はこれくらいでしょうか。 (汗)
何だかんだで、やはり長くなってしまいました f(^_^;)
読みにくい部分もあるかと思いますが、懲りずにがんばって読んで下さった方に
再び感謝を。m(_ _)m
…次回以降は、まあ…………ちょっとは西 (西洋) やその他の話題をもうちょっと書いてみるかな、
…とかと思っています。
どうなるかは分かりませんし、更新もこれまで同様激遅だと思いますので、そこはどうぞ
ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。m(_ _;;;;;)m
PR
この記事にコメントする
カレンダー
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
ブログ内検索
Web拍手
ポチッと押すと、『拍手』 が送信されます。
良ければ押してみて下さい。
(無記名でも可能です)
メール
pj.oc.liamtoh◎imuyoo
1) 右から左へ読んで下さい。
2) 『◎』 を適宜変換して下さい。
カテゴリー
最新記事
(08/08)
(08/02)
(08/05)
(06/21)
(01/09)
(11/10)
(07/01)
(06/30)
(05/31)
(03/31)
最新TB
アーカイブ
最古記事
(07/07)
(07/07)
(07/08)
(07/10)
(07/10)
(07/15)
(07/17)
(07/17)
(07/18)
(07/19)
プロフィール
HN:
青龍弩↑
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
「めんどくさい」とか何とか色々言いながら、気がつけば
『自由研究』とも長い付き合いに。
…何だかんだで一つのことに
のめり込むタイプのようです
f(^_^;)
『自由研究』とも長い付き合いに。
…何だかんだで一つのことに
のめり込むタイプのようです
f(^_^;)
バナー
フリーエリア